スネルのボールが最高な理由

snell-ball

なぜスネルゴルフのボールがGOODなのか - そのシンプルな答えとは?

※本ページは米国のゴルフ専門オンラインマガジン『マイ・ゴルフスパイ』誌に掲載されたWhat Makes Snell Golf Balls So Good? The Answer is Simple.の記事を、米国スネルゴルフ社の日本総代理店スネルゴルフジャパンが抄訳したものです。

For a design guy, the validation is the players putting it in play and winning with it.

もし、タイトリストのプロV1やテーラーメイドのツアー・プリファードの血統を受け継ぐボールが、3分の2の値段で買えるとしたら、あなたはどうするだろうか?

ここ数年、タイトリスト、キャロウェイ、スリクソン、テーラーメイド、ブリジストンなどの大手メーカーに対抗し、ゴルフボールを直販スタイルで販売する会社が何社も出てきた。
最近のタイトリストが起こした訴訟により新たに参入するメーカーは減少し、何社かが既に撤退したが、大手メーカー以外のブランドを求めるゴルファーには、数多くの選択肢がまだまだ存在する。
しかし、そのようなメーカーのボールの中身を、あなたは本当に理解しているだろうか?
多くの直販ボールメーカーは、ボールの開発と製造の一部、またはすべてを海外の工場に委託している。中には、ボールの設計に関して全くの素人がやっている会社もある。彼らはメーカーではなく、ただのマーケティング会社だ。
そんな状況だから、我々が小規模のゴルフボーメーカーをひとくくりに考えてしまうのも仕方がない。
しかし、それは間違っている。全部が同じではない。

スネルゴルフは、違う。

snell1

スネル・ゴルフを作った男

一般にゴルフクラブの設計者が有名になることは稀である。ましてや、ゴルフボールの設計者など聞いたこともない。ゴルフ関係の設計者は何百人もいるが、そのほとんどは名前を知られていない。
ディーン・スネルも間違いなくその中の一人である。

ディーン・スネルって、いったい誰?
簡単に彼のキャリアを紹介しよう。

彼は25年間にわたりゴルフボールの開発に携わってきた。タイトリストの研究開発部門で約7年勤務したのち、テーラーメイドに移り、18年間責任者として研究開発部門を率いた。
その間、彼はゴルフボールの技術に関する38の特許を取得している。
ディーンは次に挙げるボールの単独もしくは共同での開発者として名を連ねている。

balls_ets

Titleist Professional 90
Titleist Pro V1
TaylorMade TP Red
TaylorMade TP Black
TaylorMade Penta TP
TaylorMade Penta TP5
TaylorMade Lethal
TaylorMade Tour Preferred
TaylorMade Tour Preferred X

Titleist HP2 Tour
Titleist HP2 Distance
TaylorMade Burner
TaylorMade RocketBallz
TaylorMade RocketBallz Urethane
TaylorMade Project [a]

このリストを見れば、彼が過去に行ってきた仕事のレベルは一目瞭然だ。
そして、ほかの小規模なゴルフボールメーカーとの違いも明確だ。
つまり、スネルゴルフが持っていて、ほかのメーカーが持っていないもの、それはディーン・スネルであるということだ。

そして、彼の功績を踏まえれば、ゴルフボールのトップブランドと競合するような製品を、スネルゴルフが開発したことは当然といえる。

ディーン・スネルについて

ディーン・スネルのスナップ

ゴルフ業界の研究開発に関して、一つ驚くべきことがある。それは、研究開発のトレーニングプログラムが存在しないことである。ゴルフクラブ設計やボールの開発に関する学校は存在しない。エンジニアや設計者は他の業界から来た人間ばかりだ。事実、彼らは機械工学や農業の学士をもっていたりする。ちなみにディーン・スネルはプラスティック工学士だ。

スネルはマサチューセッツ大学ローウェルスクールに、アイス・ホッケーの奨学金を得て通っていた。そこで彼はプラスチック工学を専門に、数学と化学をマイナーとして学んだ。スネルはホッケーをリタイアした後、BFグッドリッチ・エアロスペースに就職し、F-16やブラックホーク・ヘリコプターの部品を設計していた。

ゴルフ業界の研究開発部門にとっては特別なことではないが、特にボールに携わる面々は空気力学のバックグラウンドを持っている。スネルのキャリアが特殊なのは、彼がタイトリストの人材募集に応募した時、彼はゴルファーでもなかった点だ。

ある日、彼はゴルフコースの2番ホールでプレーを中断したことがある。彼の後ろの組がボールを明らかにわざと打ち込んできた。彼の父親はボールをピックアップして後ろの組まで歩いていき、ボールを返した。長い話を短く言えば、ゴルファーのモラルがアイスホッケー選手にとっては耐えがたいものだった、ということだそうだ。

snell4-900x507

タイトリストでの7年間、スネルはウレタンカバーの開発チームに所属し、上記にリストアップしたボールの設計に携わった。その中にはプロV1も含まれる。

テーラーメイドがゴルフボール事業への参入を決断したとき、スネルに白羽の矢が立った。彼は責任者として研究開発部門を立ち上げ、世界中に工場を建設し、トップクラスのトーナメントプレーヤーの満足するボールを開発した。その結果生まれたのが、Tour PreferredやTour Preferred Xだ。

A Fresh Start

3層

25年間の宮仕えの後、スネルは自分で会社を作ろうと決断した。
この25年間でゴルフ業界の規模縮小してきた。
スネルは創業にあたってこう考えた—ゴルフのプレー代を下げることはできないが、ボール代を安くすることはできる。性能のいいボールをリーズナブルに提供することで、もっとゴルファーに楽しんでもらおう—。

とはいえ、ディーン・スネルは材料費や設計内容、製造プロセスでコストを下げることはしていない。彼が削減したのは、間接コストだ。
スネルは広告予算もなければ、PGAツアーとの契約もない。直販モデルだから、小売に払うマージンもない。こうして削減されたコストは、そのままゴルファーのポケットに入る(つまり、安くなる)。

特にお金を払ってプロと契約しているわけではないが、近いうちにスネルのマイツアーボールを自分で買って使うトッププロがトーナメントで優勝するのを目にする日が来るだろう。
もし、プロが使ってないボールは嫌だ---そう考えるあなたは覚えておいてほしい。
タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、ジャスティン・ローズ、セルヒオ・ガルシア、ジェイソン・デイ、ダスティン・ジョンソン。彼らは全員ディーン・スネルが単独でもしくは共同で開発したボールで優勝したということを。

原文執筆者
TONY COVEY
tc-mgs-1-133x133